どんなときに血糖値が上がるのでしょうか?食事を始めて徐々に上がるといわれています。人間の身体は、エネルギーとして食物に含まれている糖分を必要としています。その糖分が体内でブドウ糖となり、血液へ送られて、血糖値が上昇します。この血糖値を上げるということは、血液中のブドウ糖濃度を上げるということです。
そこで、何を食べるかが重要なポイントとなります。何も食べなければ、血糖値の上昇もありませんが、低血糖で苦しい状態になったり、生きていくための栄養も不足してしまいます。血糖値の上がりにくい食べ物を摂ることが重要なのです。血糖値が上がりにくい食べ物、これらを摂りながら、血糖値の上がり始める食後20分頃に、緩やかな運動でもすれば、かなり血糖値の上昇はおさえられます。
上がった血糖値を下げる働きをするのがインシュリンなのですが、このインシュリンをなるべく分泌させないようにするのが目的です。緩やかに血糖値が上昇するには、インシュリンの分泌量もまったく問題はないのですが、急激な上昇になった時に問題がおきてきます。大量のインシュリンが分泌されると、過剰な糖は脂肪細胞へ運ばれてしまい、脂肪細胞が膨れ上がってしまうという結果になります。
ですから、毎日の食事の中で、無理をしない程度の食事の置き換えで血糖値の上昇を抑えられるといいと思いませんか?肉も魚も、果物も、お菓子だって、少しだけ気を使って選べば、低インシュリンダイエットになるのです。
インシュリンは太るホルモン
インシュリンが体内で分泌されるとき、それは、炭水化物や糖分を摂取することで、体内でブドウ糖へと変化し血液中の血糖値が上昇した時です。上昇した血糖値を抑えようとインシュリンが分泌され始めます。このインシュリンが、ゆっくり上昇していくには、問題はありません。
とはいえ、インシュリンには血糖値を抑え正常に戻すという重要な働きを持っています。血糖値が上がると分泌され、血糖と結びつき肝臓や筋肉てグリコーゲンへと変化させ、エネルギーとして蓄えるのです。だた、蓄える量が限られているために、急激に血糖値が上がるようなものを摂取してしまいますと、飽和状態になってしまいます。そのときに、過剰な分の糖は脂肪細胞へと運ばれてしまい、脂肪細胞が膨れ上がってしまうのです。太る、ということです。
ですから、急激にインシュリンを分泌させないようにすれば、グリコーゲンとして蓄えられたものが徐々に使われつつ、またグリコーゲンを蓄えてというふうになっていきますので、余った糖が脂肪細胞へ運ばれることがなくなります。また、インシュリンには体脂肪を分解しエネルギーになるのを妨げる酵素を助ける働きも持っていますので、困ったものです。
インシュリンには大切な役目もありますが、結局的には過剰に分泌されると、エネルギーとして使いきれなくなり、脂肪細胞に取り込まれるということです。そのために、「太るホルモン」などといわれています。
カロリー計算のいらないダイエット
今までのダイエットでは、カロリー表とにらめっこしながら料理したり、外食ではメニューの隅っこに書いてあるカロリーを調べながら注文したり、とにかく我慢のダイエットでした。カロリーにこだわるあまり、同じものばかり食べたり、極端に油の少ないものばかりを摂取してしまいがちです。栄養状態悪くなると、脱毛、無気力などと具合が悪くなってしまいます。
しかも、やっと減らした体重も少しの油断で元の木阿弥、どころか元の体重より増えてしまったりの繰り返しでした。体重の減った部分は筋肉で、増えた部分は脂肪というとんでもない悪のループに取り込まれてしまっていたりするのです。元の体重に戻っただけだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大変な間違いです。筋肉は重く、脂肪は軽いのです。筋肉は新陳代謝を活発にさせますが、脂肪は身体の血流を悪くします。リバウンド後の体重が以前の体重と同じでも、身体の中身が変わってしまっているのです。以前よりも太りやすい身体になっているのです。
カロリーを減らそうと思えば、どうしても摂取量自体を減らしてしまいます。そうすることで、身体は食物がもう入ってこない「飢餓状態」に陥っても大丈夫なように、基礎代謝を減らし、少ない栄養でもなんとか生きていけるように頑張ってしまいます。そこで、ストレスからガッツリ食べたりしたら大変なことになってしまいます。乾いたスポンジが水をみるみる吸収するように、体はその摂取した食物を余すことなく、身体に行き渡らせ、溜め込むのです。
この点では、低インシュリンダイエットはカロリー制限をすることもなく、食事制限のストレスにさらされることもありません。、基礎代謝を落としたりすることもないので、リバウンドもしにくいですし、心身ともに健康なダイエットと言えます。
人を選ばないダイエット
ダイエットをしたくても、ダイエットを実行できない人たちがいます。本当に実行できないのでしょうか?産後で母乳を出さなけれないけないから。仕事が忙しくてダイエット食を作れないから。まだ子供だから。糖尿病だから糖尿食を食べなければいけないから。外食ばかりの生活だから。たくさんの理由があります。
場所を選ぶことなく、どんな時だって、簡単で気軽に実行できるのが低インシュリンダイエットです。いくらかの知識を身につけて、食事をとる時に置換えが可能なものは置き換えるだけでいいのです。カロリーダイエットや、同じものばかりを食べる単食ダイエットは、長く続けるのはかなりの忍耐と労力を必要とします。友達との外食で、りんごをかじるわけにもいきませんし、ヨーグルト持参なんて無理なことです。第一、栄養の偏りも気になります。
産後太り、といいますが、これは子育てのために自宅にいる時間が多くなり、子供の食べ残しをつまんだり、寝不足でごろごろしてしまったりして、運動量が少なくなってしまっているということもあります。産後の伸びた後の収縮した皮膚は、また伸びやすいのです。これらを気をつけながら、低インシュリンダイエットを始めると、かなりの効果が期待できそうです。摂取する食物の種類に制限がありませんので、子供にも、好き嫌いはあるでしょうが、無理なく始められるダイエットです。
生活習慣病の改善には、内臓脂肪を減らすのが近道といえます。必要な栄養は補いつつ、インシュリンの分泌を抑えて、身体を危険にさらすことなくダイエットができます。
インシュリンってなんだろう?
インシュリンとは、すい臓から分泌されるホルモンのことです。食事をして血糖値が上がると、すい臓からインシュリンが分泌され、上昇した血糖値を下げてしまうと、分泌は止まります。
詳しく説明すると、食事をして体内に取り込まれた糖や炭水化物がブドウ糖に分解されます。そのぶどう糖が血液に入り血糖値が上がります。血糖とは、血液に含まれるブドウ糖のことです。これが多くなると血糖値が高いといい、少なくなると血糖値が低い、といいます。
困るのは、ブドウ糖が血液中に取り込まれることで血糖値が上がってしまい、筋肉や肝臓でグリコーゲンとして蓄えきれなかった分は、脂肪細胞へと取り込まれ、脂肪細胞が膨れ上がった状態になることなのです。つまり、太るという現象です。
また、インシュリンの分泌をコントロールして生活するということは、肥満や糖尿病などといった生活習慣病の改善や予防に大きく役立ちます。もちろん、運動でインシュリンの分泌を抑える効果はありますが、食事でインシュリンの分泌量を低く保つことができれば、普段していない辛い運動をする必要もないのです。
食後に炭水化物や糖がブドウ糖に変わり、肝臓や筋肉に運ばれ、グリコーゲンに変わってから、肝臓や筋肉に蓄えられます。必要な分がエネルギーとして消費され、血糖値が下がります。血糖値が下がると、やっと、インシュリンの分泌が止まります。インシュリンは高くなった血糖値を正常に戻すために必要なホルモンなのです。
GI値ってなんだろう?
低インシュリンダイエットにおいて、とても重要なのがGI値です。ダイエットしたい人にも、糖尿病の改善を考える上でも、摂取する食べ物選びの基準としたいのが、GI値といえます。
GIとは、グリセミック・インデックスの略したものです。食物を摂取し、これら摂取したものの一部がブドウ糖として分解され、血液中に溶け血糖値が上がります。
よく言われるGI値というのは、それぞれの食物に含まれている糖分や炭水化物によって、血糖値の上昇する速さを数値として表したものです。具体的には、ブドウ糖100gを摂取した時の血糖値が上昇する速さを100として、いろいろな食物の血糖値の上昇する速さをGI値とします。GI値が高ければ血糖値が早く上昇し、GI値が低ければ血糖値が上がりにくいといえます。
GI値を低く抑えることは、インシュリンの分泌を抑えることになり、ダイエットや糖尿病の改善、生活習慣病の予防につながるということです。
そこで、インシュリンの分泌を抑制するためには、体内でブドウ糖へと変化する糖と炭水化物の摂取の仕方が大切になります。炭水化物は身体を動かすための大切なエネルキー源の一つです。摂らなければ血糖値は上昇しにくいとはいえ、それでは栄養が偏ったものになってしまいます。血糖値の上昇を比較的抑えられる炭水化物を摂りたいものです。
簡単に言えば、白いご飯やパンは血糖値の上昇が早く、色の付いた玄米や全粒分パンなどは血糖値の上昇を抑えることができます。
生活習慣病の予防ができる
飽食の現代、世の中は生活習慣病で溢れかえっています。ほとんどの食物は、お金を払えば手に入り、自分の好きなものを食べられるのですから、しかたのないことかもしれません。健康を考えたときには、そうはいきませんね。この低インシュリンダイエットでは、いつもの食卓を激変させることなく、少しづつの食物の入れ替えによって、生活習慣病の予防もできますし、栄養不足に陥ることなく健康的なダイエットを成功させることができます。
内蔵に脂肪がたっぷりとついてしまうと、内蔵の働きが脂肪によって阻害されてしまいます。ウエストまわりのお肉は身体の動きも苦しいものにしてしまいます。外見だって、そんなに美しいものではありませんね。これこそ、百害あって一利なしといえます。炭水化物や糖分を過剰に摂取したり、だらだら食べ続けたりしていると、インシュリンが大量に分泌させるだけでなく、休みなく分泌されつづけるのです。そんな生活が続いてしまいますと、少しのインシュリンの量では血糖値を下げることができなくなってしまいます。結果的には、もっと多くのインシュリンを分泌させるようになるのです。そうなってしまうと、たくさんのインシュリンが分泌されても血糖値が下がらない、つまり「糖尿病」ということになってしまいます。
このようにならないように、インシュリンの上昇を緩やかにしてくれる食物を摂取する、これが低インシュリンダイエットであり、生活病の予防につながるのです。
無理な運動がいらない
ダイエットには、手っ取り早く運動!と思われがちですが、本当にそうでしょうか?もちろん、適正体重の方なら、頑張れば大丈夫かもしれません。でも、肥満の身体にムチを打って、普段したことのないような運動をしたらどうでしょうか。膝が痛み、腰が悲鳴を上げ、ダイエットというより、接骨医に駆け込まなければならない状態になるのではありませんか?体重過剰な方には、膝などに負担をかけない程度の運動から、のんびり楽しみながらでなければ、続くものではありません。
運動をすることは、新陳代謝を活発にさせ、血流が身体の隅々にまで行き渡り、健康な身体を作ります。筋肉質な身体を手に入れると、基礎代謝自体が高くなりますので、エネルギーを消費しやすい体になるということです。反対に、太っている方は、脂肪に邪魔されて血流も悪く、身体も冷えていて、基礎代謝自体が低いことがわかっています。
人間の身体はとてもよくできていて、寒さから身を守るために、いろいろな反応を生み出します。太っている人の身体は、基礎代謝が少なく身体が冷えてしまうのを防ぐために、どんどん脂肪を溜め込もうとします。それにひきかえ、筋肉質な人の身体は、普段から基礎代謝が良いのに、さらに代謝を上げて熱を作り出そうとします。太っている人は更に太り、筋肉質な人は更にエネルギーを消費する、両者の関係は開く一方です。
カロリーを気にしたダイエットでは、更に代謝を下げてしまうので、代謝を下げない低インシュリンダイエットを始めながら、体に負担がかからない軽い運動から始めると、ダイエットの効果は、倍増するはずです。運動でカロリーを消費するという意識よりも、筋肉を使うという意識を大切に考えて体を動かすと、気持ちも楽になるはずです。
空腹を我慢しなくて良い
ダイエットと空腹は、切っても切れないものだと思う人も多いでしょう。お腹が空き過ぎてイライラしたり、どうしても甘いものが食べたくなったり、食事制限のせいでストレスが溜まって爆発しそうになったり、ダイエットに挑戦したことのある人は、多かれ少なかれ誰もが思い当たる感情だと思います。
低インシュリンダイエットは、それらの苦痛を感じずに減量することが、可能です。要するに、インシュリンの分泌を急激に上昇させないように食事を摂ることが重要になります。緩やかにインシュリンを上昇させる食物というのは、炭水化物でいうと、色の付いたもの、精製されすぎていないもの、が多いです。真っ白な食パンより、玄米パン、ライ麦パン、全粒分パンが理想的です。白米より、玄米です。ただ、まったくの玄米ですと、好き嫌いがあるかもしれませんが、5分づき、7分づきなどの方法を取り入れるのも、いいかもしれません。香ばしくて美味しいと感じられますよ。食物繊維も多くなり、お腹の持ちもいいですし、腸の掃除にも一役買いそうです。
特に食べてはいけないものがない、というのがこのダイエットの大きな魅力です。お腹に何かを入れておきたい、なんていう人には、乳製品がおすすめです。牛乳、チーズ、ヨーグルト、などいろいろありますので、食事に上手に取り入れると、腹持ちもよくなり、血糖値の上昇をゆっくりにします。乳製品は、体内での食物の消化や吸収をゆっくりにさせるので、腹持ちもよく、低インシュリンダイエットには、うってつけの食物といえます。
リバウンドをしない
リバウンドの原因は、なんだと思いますか?食べたいものが食べられないイライラ感。食べてはいけないものを我慢しきれずに食べてしまった時の後悔。あまりにも辛くて自分にダイエットなんてもうダメなんだと諦めてしまったとき。そんなときに、ついたべてしまいますよね。
でも、本当の原因は、無理なダイエットによって変わってしまった身体にあるのです。ダイエットを始めたときより、リバウンド後の体重が増えてしまっていることは、よくあることです。そうなると、また太ってしまったと感じることができるのでしょうが、元の体重と同じになったとき、どう感じるでしょうか。元に戻っただけだと安心してしまった時が一番怖いのです。同じ体重なのに、以前より太くなったウエスト、なんだかブヨブヨしてきた二の腕、鏡に映すと一回り大きくなったような下半身。階段の上がり下がりも以前より、何故か疲れる。これが、リバウンドの恐ろしいところなのです。
頑張れば頑張るほど、カロリー摂取を控えた身体は熱を作り出すための、筋肉を分解しはじめます。こうした作用で筋肉が減ると、基礎代謝自体が減り、更に太りやすく痩せにくい体質へと変化してしまいます。
この点、低インシュリンダイエットでは、食べたいものを我慢することも、カロリー計算の必要もありませんので、身体が飢餓状態に陥入り、基礎代謝が減ることもありません。イライラして、爆発的に食べることに走ったりもありませんので、安心して始められるダイエットです。